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使い方はいろいろ!!トラクターについてのまとめ

トラクターとは!?その由来や作業機を用いてできる農作業を紹介

農機具(農業用機械)でおなじみのトラクターについて、その由来や役割、機能をはじめ、作業機を用いてどんな農作業が行えるのかをまとめました。これから農業を始められる新規就農者の方にもお勧めのトラクターの使い方を紹介しています。

トラクターの語源

出典先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC

トラクターの語源は、ラテン語の「trahere」が由来で、「to draw(引っ張る)」を意味します。「トラクター」とは牽引(けんいん)車のことで、作業機などで引っ張って様々な作業を行う動力車のことを言います。現在では単に作業機を引っ張るだけでなく、動力取出装置を通じて作業機に回転力を伝え、作業機を駆動して複雑な仕事をこなす移動動力源としての役割が大きいのが特徴です。

トラクターの役割と機能

出典先:https://katsujuku8317061.ti-da.net/e3708971.html

通常、「圃場(ほじょう)」と呼ばれる田畑を耕す際などに使われることが多いですが、作業機を変えることにより耕起(こうき:土を耕す)、施肥(せひ:肥料を撒く)、播種(はしゅ:種を撒く)、除草(じょそう:草を刈る)など様々な農作業を行うことができます。田植え機やコンバインといった独自の機能をもった農業機械に比べるとトラクターは多機能型の農業機械といえます。

トラクターを使ってどんな農作業ができるのか?作業機別に解説

トラクターで牽引する作業機を替えると、ほぼすべての農作業を行える万能型のトラクター。作業機別にどんなことができるのか解説していきます。

土を耕す代表選手「ロータリー」

出典:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t581665601

農業をされない方でも田起こしの時期になると、トラクターを目にしたことがあるかと思います。耕起(田起こし)は田んぼの土をできるだけ乾燥させて耕す必要があります。耕起の次に行われる「代掻き(しろかき)」の作業で土を細かく練り上げドロドロにするための下地作業と言えます。その作業に使われるのが「ロータリー」です。「ロータリー」は耕うんのために回転する刃やそのユニットを意味します。複数の爪を回転させることにより、土を細かくし空気を送り込むことで柔らかな土になります。

代掻き(しろかき)に使うドライブハロー

肥料散布に使われるライムソワー

出典:http://farmer803.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

ライムソワーとは肥料散布機の一種で、おもに石灰やようりんなどの粉状肥料を撒くためのものでしたが、最近では粒状肥料でも問題なく使えるようになりました。ライムソワーは全幅落下式で、細長いホッパー(肥料箱)、肥料を均一に出すためのアジテーター(かくはん装置)、操出装置、動力取出装置、トラクターへの取付装置からなります。かくはん装置と操出装置によって、水平軸にスクリューで肥料を押し排出孔から肥料が出る仕組みですが、この装置の作用によっては均一に肥料が繰り出せないことがありますので、定期的に点検が必要です。

消毒に使われるブームスプレーヤー

出典:http://www.obihiro.ac.jp/~fm/data_base_pic/p_hashu.html

ブームスプレーヤーとはトラクターに搭載して広い田畑の消毒作業や除草剤の散布する作業機械です。薬剤タンクの後方の「ブーム」と呼ばれる腕や、ポンプ・タンクの大きさ、ノズルの種類など多数あるので用途に応じて選びます。