不要になった農機具を少しでも高く買い取ってもらうにはどうすればよいのでしょうか。皆さんの疑問や悩みを解決すべく、今回は農機具を少しでも高く売るコツをご紹介します!!
農機具を少しでも高く売りたいあなたへ
- 農機具を売るなら不要になったらできるだけ早いうちに!!
- 高額査定の鍵を握るアワーメーター
- 人気メーカー・モデルは狙い目!!
- 外観だけでなくエンジンや駆動のコンデイションに問題はないか?
- 仕様・アタッチメントの有無
- タイヤやキャタピラの状態
- 今ある農機具を少しでも高く売るために
- まとめ
目次
農機具を売るなら不要になったらできるだけ早いうちに!!
まずはじめに、当店では販売から20年以上が経過したトラクターでも買取対象とうたっていますが、少しでも高く売りたいとお考えのオーナー様にはなるべく早く売却されることをお勧めします。
時々、不要になってから長期間トラクターを放置される方がおられますが、その間エンジンや駆動の状態は刻々と悪化していきます。特に長期間屋外で保管している場合は、ブルーシートをかけていても気温の寒暖差を受けたり雨風が入り込むことから、知らない間に錆や腐食が進んでいることもあり注意が必要です。
過去にお取引させていただいた例では、長年トラクターを屋外で放置されていたためにエンジン内のピストンが錆で固着し、エンジンがかからなくなってしまい、買取できなくなってしまったケースがありました。お客様は本来ならもらえるはずだった数万円を損することになり、私どももせっかくのお品を無料でお引き取りする事態になってしまい非常に残念でした。そうならないためにも、農機具は調子よく動くうちにお売りいただくことを強くお勧めします。
高額査定の鍵を握るアワーメーター
農機具を売る際の大きな査定ポイントのひとつに「アワーメーター」があります。自動車やオートバイでいうところの「走行距離」に当たりますが、農機具の場合、走行距離ではなく「稼働時間(アワーメーター)」で「どれくらい使用されたか」や「部品の劣化具合」を判断することができます。
一般的にアワーメーターが少ない方が査定が高くなり、国内向けの新古車や年式が新しい農機具は高額査定の対象になります。反対に年式が古い場合は海外向けになるのでアワーメーターはそれほど重要視されません。
平均的な中古品の稼働時間の目安は、だいたい300~1000時間だと言われています。300時間以内だと稼働時間は少ないと判断され、1000時間を超えると査定額が下がると考えて差し支えないですが、海外向けでは古くても状態がよければそれほど影響しないようです。
人気メーカー・モデルは狙い目!!
農機具にも自動車やオートバイと同じように人気メーカーやモデル(型式)があります。クボタやヤンマーをはじめイセキ、ミツビシといった日本製メーカーのものは壊れにくく耐久性に優れているため国内外で人気があります。
古くても壊れていても部品が多くあり修理が可能なのも人気の理由のようです。例えばクボタのL・L1シリーズは依然海外では根強い人気があり、古くても状態がよければ高く売れる可能性があります。
外観だけでなくエンジンや駆動のコンデイションに問題はないか?
比較的新しい農機具ですと、傷や錆の有無といった外観の良し悪しも査定の大切なポイントになります。一般的に新しく見た目のきれいなものはエンジンや駆動、電気系統のコンディションが良好なことが多く高値での取引が期待できます。しかし、一見高年式で外観に問題のない機械でも使用状況や保管状況によってはまれにエンジンや駆動にトラブルを抱えていることもあり、外観だけでは判断しにくい場合もあります。
一方、古い農機具の場合ですと、長期保管によるオイル漏れやエンジン内の錆、固着により駆動にトラブルを抱えているケースもあります。さらに機械内部の故障の有無などは実物を見せて頂かないとわからないことも多いため、トラクター侍では現地にて商品を一点一点査定しております。
そのためお電話でのお見積りには対応しておりませんが、古くて傷だらけの農機具でも大きなトラブルがなく稼働するものでしたら売れる可能性は十分にあります。ご自身で処分対象と諦めずにぜひお電話下さい。
仕様・アタッチメントの有無
トラクターの場合はキャビンやフロントローダーなどのアタッチメントも評価対象になるので、あらかじめ仕様やアタッチメントを確認しておくとよいでしょう。また、2WD、4WDの装備によっても査定額が変わってきます。
4WDや25馬力以上の高馬力モデルは海外の広大な畑での需要が高く、古くても機械を扱いやすいことから人気が高いです。
タイヤやキャタピラの状態
トラクターやコンバインは通常、自動車のようにアスファルトの上を長時間走り続けるわけではないので、10年以上タイヤやキャタピラ交換をしていなくても稼働します。トラクターなどを長期間保管し機械を動かさないでいると、タイヤの空気が減り、タイヤが押しつぶされることにより割れが発生してしまいます。
キャタピラの場合も同様に、運転せずに長期間保管していると、クローラーの両端部分が長い時間引っ張られた状態になりその部分に割れが発生します。
タイヤやキャタピラは機械部品のなかでも非常に高価なため、一度割れが発生してしまうと交換費用も高くつきます。加えて年数が経過すると交換部品が品薄になることが予想されるので、タイヤやキャタピラの消耗、劣化には注意が必要です。
劣化防止対策として定期的にタイヤの空気を充填させておいたり、キャタピラを少なくとも年に一度でも動かしておくと割れを軽減させることができるでしょう。
今ある農機具を少しでも高く売るために
今ある農機具がたとえ高年式でなくても、状態が悪くても、少しでも高く売るためにできることは何でしょうか。例えば、農機具を現役使用中から使う度に洗車をしたり、部品に油を指すといった日頃のメンテナンスを行っていると、古くてもきれいな状態を維持することができます。また、多くの農機具を見てきた経験から、倉庫などで屋内保管をしていたものは年式を考慮しても比較的エンジンや駆動の状態がよいことが多いです。
冒頭の事例のように長期間トラクターを屋外に放置していると、エンジン内部に行き渡っていたオイルの被膜が無くなりエンジン内全体が錆びやすくなったり、気温の寒暖差の影響を受けてエンジン内部に結露が発生する事態になりかねません。そうすると次第に錆がひどくなりピストンが錆で固着してしまいます。エンジンが完全に固着してしまうと新品のバッテリーを繋いでも、乗用車のバッテリーを繋いでも、ピクリとも動かなくなってしまうのです。
こうした最悪の状況を避けるためにも、今ある農機具をできるだけ倉庫などで「屋内保管」し、「少しでも早く」お売りいただくことを強くお勧めします!!また、査定前に洗車をしたり、調子の悪い箇所に油を指しておくなどご自身でできることをされると、わずかでも査定がアップする可能性があります。仕様書や説明書があればなおよいです。
まとめ
これまで皆さまに少しでも農機具を高く売って頂くためのコツをご紹介してきました。農機具は機械ですからメーカーやモデルが同じでも状態は一台一台異なります。使用年数や稼働時間、保管状況によって機械のコンデイションが変わってきます。特にエンジンや駆動の状態は実際に目で見ないとわからないことが多いのが事実です。繰り返しになりますが、トラクター侍は現地にて一点一点実物を丁寧に見せて頂きます。
実物査定にこだわる理由は、お客様に納得いただいた価格でお取引をしてほしいからです。「自分の農機具がいくらで売れるのか?」と気になった方は、古い農機具や壊れているものでも構いません。ぜひ一度トラクター侍にご相談下さい!!
トラクター侍
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